「肝腎かなめ」はやっぱり大切
「肝腎かなめ」という言葉が示すように私たちの「肝臓」と「腎臓」はとても大切なものと言えます。
しかも、膨大な量の仕事を毎日、せっせとやり続けています。
例えば、それは栄養の代謝だったり、不要物の処理だったり・・・
この2つの臓器は、自分のためというよりも他の臓器や他の細胞のことを考えて栄養やエネルギーを調整しています。
つまり、とても利他的な臓器といえます。
人のために働く「肝臓」「腎臓」「赤血球」
人にも自分のことばかり考えている自己中心の利己的な人と、他人のことばかり考えている思いやりいっぱいの利他的な人がいるのと同じように身体の中にも「利己的な」と「利他的な」というのが存在します。肝臓と腎臓はまさしく、「利他的」の代表といえます。その他には「赤血球」もそのひとつ。
赤血球は頭の先から、足の先まで全身の細胞へ酸素を運びます。全身の細胞は赤血球によって運ばれた酸素を使って体内に取り込んだ脂肪や糖を細胞内のミトコンドリアという火力発電所で燃やすことによってエネルギーを作り出しています。このエネルギーを使って私たちは日常生活を送ることができるのです。しかし、赤血球にはこのミトコンドリアがありません。つまり、赤血球は酸素を使わないのです。
身体の中にもいる「自己チュウ」
一方、利己的な細胞の代表は「線維芽細胞」や「ガン細胞」など。
ガン細胞はどんどん栄養分を貪り続け、それでも栄養分が足らないとなると「新生血管」といって自分で血管を作ってでも大量の栄養分をとり続けます。
利他的なものほどいわたりを!!
自分のこと以上に人のことばかり考えて、四六時中こつこつと働き続けている「肝臓」と「腎臓」。
肝臓と腎臓に余分な仕事を与えていませんか?
血液はしっかりと届けられていますか?
ガンマリノレン酸で栄養補給などいかが?