更年期とは
更年期とは閉経を迎える前後約10年間のことを言います。
日本の場合、平均閉経年齢が51歳ですので46~56歳位が更年期といえます。
この時期はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に少なくなっていき、身体的に、精神的に違和感を訴える方が多くなります。この違和感を訴えることを不定愁訴といい、更年期に起こるこの不定愁訴を「更年期障害」と呼んでいます。
この更年期障害には大きく分けて「急性症状」と「慢性症状」があります。 急性症状としては「ホットフラッシュ」「発汗」「膣萎縮」などが代表的なものです。
慢性症状としては「骨」「コレステロール」の問題があります。
骨は毎日作り替えられる
骨を削る細胞(破骨細胞)と骨をつくる細胞(骨芽細胞)によって毎日作り替えられています。 ところが更年期には、エストロゲンが急に減って骨を削る方が少しだけ優位になってしまいます。
そう。更年期の骨粗鬆症というのはカルシウム不足というよりも、骨を削りすぎることが大きな原因。もちろん、カルシウム不足は良くないけれど、だからといってカルシウムをいっぱいとっても意味がありません。というか、かえって血液中にカルシウムがあふれて血管にカルシウムが沈着する(異所性石灰化)ということにも・・・
更年期を乗り切るために・・・
更年期はどの女性も経験をするもので病気ではなく、時期がくれば落ち着いてくるものです。 ゆったりとする。ストレスをためない。運動をするなどして心と身体、そして細胞のケアに努めましょう。また、骨やコレステロールが気になる方は少し食事を見直してあとは疲れをためないで、毎日はつらつと過ごしましょう。
たとえば細胞の栄養剤「ガンマリノレン酸」もそのひとつ。