防腐剤とは「腐敗を防ぐ」成分のことを言います。
化粧品やシャンプーにはパラベンやフェノキシエタノールといった成分がよく使われていますが、これらは商品開封後の雑菌混入や微生物の増加を抑制するために配合されています。
よく、「パラベンは使用していません」といってパラベンが悪いものと印象づけようとしたものを多く見かけます。
数ある防腐剤の中で、パラベンが悪者に仕立て上げられているのはなぜでしょうか?
それは一昔前の化粧品の表示方法に問題はありました。
以前は表示指定成分のみの記載となっていました。パラベンはその指定成分であった為に「パラベン=悪者」のイメージが作り上げられました。
「パラベン=悪者」のイメージがありますが、多数の企業で長年、防腐剤としてパラベンが選ばれているのはなぜでしょう。
パラベンは長年使用され続け安全性が確立されていること、幅広い雑菌、微生物に有効であるという実績があることで選ばれ続けているわけです。
防腐剤を配合しておかなければ、空気中の雑菌や使用による微生物発生等、品質劣化を招く恐れがあります。スキンケア、ヘアケア商品を提供するものとして最後まで安全に使用頂くために防腐剤は必要不可欠のものと考えます。